January 09, 2005
今季の風邪【３】〜医者の掛り方
３日目、近所の中規模総合病院へ行く決意をする。しかし、内科はバリバリ混んでいて、診察まで１時間、診察時間５分という、絵に書いたようなものであった。
しかも、医者に経緯と症状を事細かに伝えたにも関わらず、腹部を触る他は、喉や目を見るなどの診察は一切なく、「風邪でしょう」と一言いわれ、なぜか胃薬のみ処方された。とりあえず１週間飲んでみてください、とおざなりな返事をうけ、診察室から半ば追い出されるような状態だった。
*******ちなみに、私は過去に急性胃炎、十二指腸炎を何度か煩っており、その上一般的に処方される胃薬でアレルギーを起すのである。１０年近く前で薬の名前を忘れた私も悪いのだが（青い顆粒なので見てわかる）、新規で診てもらう際は、先ずその事を注意深く伝えなければならないのである。その上で相談して飲む薬を決めるのである。*********
まぁ、先ずは初めての病院なので、医者のいう通りにしてみようと思い、薬局へ。そしたら、青い顆粒の胃薬がでてきて、吃驚した。医者は私の話をきいていなかったのか？！と思って薬剤師さんに相談。即刻かえてもらった。
１週間分処方されたが、翌週は年末でもあり、会社にいくと病院にいけないので、前もって改めて診察を受けにいったが、前回とは違う医者で更に対応が悪くて驚いてしまった。医者は顔すら見ずに処方せんをさらさら書いただけだった。
更に、ついでにアレルギーテストもしてしまおうと思って採血を願い出たが、この医師はアレルギーテストの項目やテストできる数などの詳細についてもまったく知らなかったのだ！
もし、ただの流行りの風邪の症状で胃薬の処方も適切だったとしても、何一つ説明は得られなかったし、質問にもおざなりにしか
応えないし、一体何に対して治療を受けたのかさっぱるわからないままになってしまった。
医者はフィジカル面＝物理的な治療をすれば治るものだけに対処すればいいってものなのか、治ったんだからいいじゃん、で済むことになっているのか、患者には見当もつかない。
医者の診療は物理的治療を点数化し、それが料金化されるものなので、物理的治療に附随するメンタルケアに対しては、点数化されないのかもしれない。だったら、商業的な医療としては、メンタルケアはまったくの無駄なものなのかもしれない。医者もサービス業、っていってしまえばそれまでなのだが…。
元々医者が嫌いな私としては、不信感も募るばかりだが、とりあえず処方された胃薬を飲む事にした。結局それから３日間、発症から６日間はスポーツドリンクと胃薬で過ごし、なんとか社会復帰にまで至った。が、これが胃薬の所為なのか、自分の回復力に因るものなのかは、イマイチわからない。まぁ、今となっては治ったからいいけどさ。
今回に至っては、医者に感謝する気持ちはあまり持てないのが正直なところだ。
ただ、この某病院の内科は循環器系の医者が多数いるが、消化器専門の医師が週一回しか診療にこず、しかも予約診療のみで一般患者は診てもらえないようだ。ということは、消化器は専門分野ではないということであろう。そもそも、病院選びの時点で間違っていた、とも言えるかもしれない。
う〜ん、しかし、細分化されて無駄がないとはいえ、こういう風に原因がよくわからなくて不安なときは総合病院で総合的に診てもらいたいもんですな。
今回は結局風邪なのか、胃炎なのか、ストレス性のものなのか、わからんかったぞ！！
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