January 08, 2013
「新幹線大爆破（75年／東映）」
★リンク先ネタバレしてますので、お気をつけて。とうとう見たよ、高倉健さん主演「新幹線大爆破」！
【あらすじ】
ある朝国鉄に、本日東京駅を出発した「ひかり109号」に爆弾を仕掛けたと、脅迫電話がかかってきた。犯人は今でいう「負け組」となった三名のグループで、新幹線に爆弾を仕掛け、1人の犠牲者も出さずに、巨額の身代金を得ようと完全犯罪を計画したのであった。終盤まで、犯人グループと警察当局・国鉄とのスリリングな駆け引き、そして乗客乗員らのパニックが続く。
日本初のパニックムービーと言われてますな。
東映がヤクザ映画が下火になってきた時期、
最近アメリカでパニックムービーなるものが流行ってるから
日本独自の題材でつくってみるか！的な感じで新幹線にしたとのこと。
★詳しくはWiki読んでね。ネタバレ注意★
でも、日本国内ではいろんな理由でヒットしなかった不遇の作品だが、
海外で高く評価され逆輸入され再注目されたそうだ。
ちょっと特撮的な、ファンタジー的な要素もある意味あったりする。
（70年代の映画はある意味ファンタジー的な要素は多分にあるが）
キアヌリーヴスのスピードの元ネタにもなっているそうだが、
スリリングな展開より、人間ドラマの部分が強い印象。
映像的にはツッコミどころは満載だが、
そんなのどうでも良いぐらい人々が良く描かれている。
その上でちゃんとドキドキハラハラする娯楽要素も十分な作品だ。
とにかく、出演者が豪華よ。
主役は、高倉健。そして宇津井健（あ、W健だ）、千葉真一。
チョイ役にも今現在の大物がいっぱい。
そして私個人的にトキメいたのは、古賀こと山本圭さん。
DMBQの増子真二的というか、ハローケイスケ的というか。
まぁ、そういう感じでカッコイイわけですよ。
……で、山本圭さんって誰よ？というわけですが、絶対知ってる。
１つ屋根の下の医者のオジサン！
えええええーっ！あんな２枚目なの？！って思いましたよ。ええ。
浩（ヒロシ）役の織田あきらさんも若き日のジュリーの様な美青年。
役では沖縄から集団就職でやってきたという設定だが、
実際は北海道出身なんだね。。
でもね、やっぱり高倉健さんがカッコいいわけよ。
今と全然変わらないの。37〜8年前の映画なのに。
そんなに高倉健さんの映画をみていないのだが、
こういう「負け組」として描かれる事もあるのね。
高度成長まっただ中、強い光があるから濃い影がある、
そういう時代だから生まれた物語。
もしかしたらあの三億円事件も同じような理由なんじゃないか、
とちょっと思ったりして。
いくつものドラマが交錯する、最後の最後までドキドキの展開。
これも外せない１作になりそう！
そしてこれで緋牡丹博徒辺りみるいいステップになったわーい。
高倉健さん最高！！！！！
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