June 19, 2006
ジャリズムまつり
◆ネタを簡単にあげると……＜※順番は曖昧です＞
【漫才】探偵ドラマの主人公になりたい
〜オープニング映像〜
【コント】ナベアツのメッセンジャー黒田の物まね（ゲスト：黒田）
【映像】山下、スーパーマリオにチャレンジ
【漫才】書店店員と作家は大変
【コント】ディズニーランドで働きたい（ゲスト：あいはら）
【映像】山下、バイオハザードにチャレンジ
【漫才】パン大好き、モデル大嫌い
【トーク】ジャリズム×メッセンジャー
※トーク中にＮＧワードをいった方が負け→ジャリズム負け
罰ゲームはＮＳＣ卒業公演の映像。
【漫才】Ｆ１レーサーと監督
〜エンディング〜
（※もうちょっとあった気がする。。ないかも。。）
ド頭、大袈裟なＳＥと照明の中、渡辺氏が何某か（？）型を披露。そこにしらーっとマイクを持ってくる山下氏。
１発目の漫才がスタート。
「クロアチア戦よりこっちを選んでありがとう。今日は笑いのハットトリックを……って３回かっていうんですけどね、（渡辺）」
いきなりフツーに笑ってしまった。
自分的ポイントは「じっかけ！」と渡辺氏のドナルドダックだけどね。（みないとわかんないけどね！）
再結成後、Ｍ−１予選のドキュメンタリーで漫才をみたが、フルサイズで見るのは初めて。
実は、コントも２作ぐらいしか観た記憶がない。。
但し、これだけでもジャリズムの芸風は充分伝わった。
シュールで、変態的。
そして、今日確認したのはちょっとシャレていること。
確信犯の渡辺氏と、ひたすら天然で子供のような山下氏。
噛み合わない二人の奏でる不協和音は一度耳にすると癖になってしまうのだ。再びその毒に触れて痺れたくなる“麻”力をもった笑い、それがジャリズムだ。
それに対してゲストのメッセンジャー（ＮＳＣ同期）は職人肌である。二人にはあ・うんの呼吸が存在するが、やはりこちらも変態的……むしろ悪魔的だ。ダークサイドのオーラに満ちているのは何ゆえか。あのサディスティックさは一体。。
今回は漫才がみれなくて残念だったが、黒田氏の甘い美声（！）が聴けたのと、あいはら氏のダンス（結構踊れる。さすがＮＳＣ）を見れたのは貴重だと思う。
ジャリズムと自分的大注目のメッセンジャー（遅っ）というどちらも初見の取り合わせなだけでも充分満足なのだが、ジャリズム単独のネタもおもしろかったのでリピートありである。充分楽しんだ。
以下、以前書いたことと重複しているが（やりすぎ格闘王での山下氏について）、再び書く事とする。
１１年越しの生ジャリズムである。
実に感慨深い。
かれこれ遡る事、１１年前。
深夜偶然衝撃的なコントを観た。
設定は父の葬式。葬儀を取り仕切る進行役がファンキーなＤＪという設定。
まず坊さんの“読経ライブ”、
みんなお待ちかねの“焼香タイム”。
（つかみ）キャッチ・（祈り）レディー・（燃す）ファイヤー、
キャッチ・レディー・ファイヤー、キャッチ・レディー・ファイヤー……
そして加藤さんの御遺体を火葬場へダンクシューッ。
なんてブラックな！なんてナンセンスな！
衝撃的だった。斬新だった。
ひとりは気侭にボケ、ひとりはむしろ怒って指摘してしてるだけだった…。そのコンビは嵐のように去っていった。
その名はジャリズム。喪主が山下しげのり。ＤＪは渡辺あつむ。
そしてそのコントは俺達界隈では通称「御葬式コント」と呼んだ。
私事であるが、友人の父親の葬式、ひいては数年前の義兄の葬式でさえ焼香時に心の中で「キャッチ・レディー・ファイヤー」と呟いたのは言うまでもない。すでに侵されていたのである。
その後、千原兄弟と一緒にやっていた『東京移住計画』という深夜番組から再び、偶然目にすることになる。
第１回目に「御葬式コント」、２回目はＤＪ刑事の「取り調べコント」だった。
（ちなみに、１回目の歌ゲストには売れる直前のウルフルズ。最終回にも売れた後のウルフルズがでてくるのだ。）
それが終わり、千原兄弟、雨上がり、ジャリズムで昼間の番組を持つも、知らぬ間に終わっていた。
そして知らぬ間に解散。渡辺氏は放送作家だか構成作家だかを主とし、山下氏はピンになっていた。一瞬変な芸名になってたな…。そーいえば、ＭＸテレビで公開番組のＭＣをしていたこともあったな。見に行く前に終わってしまった。。。
それから、また知らぬ間に再結成。再結成１発目のジャリズムの単独公演の直前に知ったので見る事はできなかった。それから数回、小耳に挟みつつも機会を逸していた。
ともかく何かしら気になっていたのだが、ようやく生ジャリズムを拝むことができた。大変感慨深いのである。
これからはちょくちょく拝見させていただこうと思う。
かわらず、シュールで変態的なネタで攻めてもらいたい。
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