May 24, 2006
嗜好品と好き嫌い
小１の頃、友達の誕生日会に呼ばれたときの事。飲み物は何がいい？と訊かれたが、そこにはコーラやファンタなどの炭酸飲料しかなく、当時炭酸が飲めなかった私は
「すいません、炭酸飲めないんでいらないです」
と言ったら、
そこのお母さんに
「あら、好き嫌いが多いのねぇ」
と言われた。
幼心に『それ、好き嫌いちゃうやろ』と思ったことは今でもはっきり憶えている。
好き嫌いとは何か。
毎日口にする基本的な食べ物で、単なる好みで好きなもの嫌いなもの、ってことでよくないか？
「レバー」は苦手だが、これは『好き嫌い』と言われて納得いくが、「このわた」や「からすみ」が『嫌い』と言ったところで普段食べないから別にどうでもいいと思う。好きに越した事はないが、嫌いでも特に問題はないんじゃないか、と。
また、肉が嫌いは困るかもしれないけど、霜降り肉のステーキが苦手でも生活に支障をきたさないと思う。
それと、嗜好品。
最初に書いた炭酸なんて人生に置いて飲まなくても良いものだし。うちは時々カルピスはあっても炭酸飲料がない家だったんですー。小学校２年までコーラ飲めませんでしたよー。お菓子も南部煎餅とか固焼き煎餅だし。カップラーメンもほとんど食べた事なかったし。
別に健康志向なわけではなく、私が産まれる前はあったらしいんだけど、父親が糖尿病になってからジャンクフードを家に置かなくなっただけで。
要するに食べなれてないとか、食べる必要がないとか、そういうことは『好き嫌い』の対象にしなくてよいと思うのだがねぇ。
ま、それって普段の食べ物が貧相だから味覚が幼いのか、貧乏な舌なのかもしれないけどね。
ちなみに、味覚のハナシをすれば、贅沢な食べ物は好まない。いわゆる『粗食』が好きなんだよ、おいらは。
茹でただけの温野菜とか、出汁で煮た野菜とか。豆類、豆腐とか。麦とか。ミューズリーだけもりもり食べられるし。全粒粉やライ麦のパンなんか大好き！
でも焼肉も食べたいと思わないし、そもそも牛肉苦手だし、最近は豚も食べられなくなってきたし。鮪もあまり好きじゃないし。けど穴子は好きだけど。鮪はトロより赤身の方が好きだし。内臓系の食べ物苦手だし。甲殻類アレルギーだし。
……でもこれだけいうと、確かに好き嫌い多いと思われても仕方ないかもね。味覚が貧相なのは大いに認めるよ。
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