November 07, 2005
一夜明け、また時は過ぎる。
やっと気持ちが落ち着いてきた。正直、身内の不幸でもあまり悲しいと思わなくて
自分でどうなってるのかと思った。
けど、まだまだ悲しい。
チャイナさんにはまだまだたくさんの夢があった人だとおもうから。
昨日から、ずーっと怒髪天の『傷だらけのバラッド』を気がつけば口ずさんでいる。
その２番のＢメロの歌詞、
「ただそこにあることが当たり前に
明日からも続いてゆくと思っていた」
このフレーズが頭の中を廻った。
本当に、毎日何となく過ごし、たった今笑っていた次の瞬間、すべてががらりとかわるなんて誰も思わないし、誰も望まない。けどそんなことはいつか起るかもしれない。
きっとＤＭＢＱを乗せた機材車の中もいつもと同じ時間が過ぎていたはずだ。何の疑いもなく未来を描いていたはずだ。
それが一瞬で凍り付いて、砕け散った。
毎日、特別になにかしようとは思わない。
けどあまりになんとなく、同じように明日が来ると思って生きてる。
でもそれがいつ壊れるかわからないし、どうせ戻る事もできないなら、ひたすら前を向いて歩くしかない。
大切な事は、良い事か悪い事か考えるより、今やらずして後悔するか否かという気がしてきた。
良識に囚われて後悔するのは、本当の「正しさ」じゃないかもしれない。
とにかく、前に前に、毎日自分を更新していかれるように。
後悔しても、それを生かして強く生きられるように。
いっぱい、いっぱい、考えた。
さっきのフレーズの前、２番のＡメロの部分。
「知らずにいたかった本当の絶望は
激しいものじゃなくぬるくて重かった
時折痛み出すこの胸の傷痕は
今更この俺にどうしろというのだろう」
ズシッと胸に突き刺さる。
そう、絶望は、ぬるくて、重い。
癒え切らない傷が痛んでも、それを守るだけじゃ何もかわらない。
また新しい傷が増えることがわかってても、生きてる以上は歩いていかないと…。
Comments
No comments yet
