November 01, 2005
日中友好歌謡祭
２９日、国際フォーラムで行われた日中友好歌謡祭なるものに行ってきた。出演者は、もしかすると中国語圏の人に「見たよ」といったら物凄いびっくりされるんじゃないか？！というラインナップだったみたいだけど……知ってるのは王力宏（台湾）とアーメイ（台湾）とシン・スンフン（韓国）だけでした。。。
大陸のアーティストは、残念な事に良く知らない。香港なら俳優もミュージシャンもそれなりにわかる。逆に台湾はミュージシャンしかわからない。
しかし、全然知らないんだけれど、どのアーティストも抜群の歌の巧さとエンターテイメントで一時も退屈しなかった。『乾杯』を歌った張行さんは２番は日本語で歌い会場を湧かせ、中国圏でも絶大な人気を誇るシン・スンフンの迫力には呆然としてしまった。
王力宏も『LOVE LOVE LOVE』『唯一』『龍的傅人』を披露、前日の東京国際映画祭の舞台挨拶／ティーチインとは全く違うミュージシャンの顔を見せた。
……ちなみに、『LOVE LOVE LOVE』は自分が一番好きな曲で、自分もライヴをやるなら是非やりたいと思ってるので、生で見ることができて大感激だった。来年の日中カラオケ大会には『LOVE LOVE LOVE』で出たいもんだ。（でんのか？！）
アーメイもとってもキュートでセクシーでパワフルで……女の子の素敵な部分をたくさん持った素晴らしいアーティストだった。
（たぶん）ルーツミュージックをベースにしたポップで、初めて聴いたのだが、彼女がどんなアーティストなのかとてもよく感じる事ができた。
それにしても、全員素晴らしい。昨今の韓流、新たな華流、台流ブームの理由がよくわかった。見た目云々ではなく、実力があり、魅入ってしまう。むしろ、本物のエンターテイメントを見抜く、見い出す力を日本人の目が持っていて、本物の実力者を選んだ結果、アジア圏に流れて行ってしまったのでは…と思うと、日本人の目も正しいかと思う。しかし、そうであったとしたら尚更日本人のアーティストは頑張らなければいけない。
これは日本で行われたイベントではあるが、主催は中国系の団体であり、中国の人気番組の公開録画でもあった。お客の８割方は中国系の人と思われ、ＭＣに通訳がなくほぼ北京語だった。けれど雰囲気に素直に呑まれてたらなんとなくわかった気がしてくるのが恐ろしい。
そして、もっと恐ろしいのは日本の公演では『有り得ない』ことばかりだった。
まず、写真を撮りまくる。席を離れて前方に駆け出す。もう無秩序極まりない！しかしこれが楽しい。けして暴動のようにはならず、静止されればそれなりに言う事をきくし（笑）係りも無駄に注意しない。少なくとも自分の座って居た辺りは、なんとなくバランスが取れているようにも思えた。
しかし、日本のすべての公演がこうなってしまったら、大変なことになるだろうと思うので、これはこれ……これは中国のイベントだ、と思う事にしよう。このままの感じで来年もやってほしい。で、この雰囲気を味わいに、来年もこのお祭りに参加したいと思う。
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