August 17, 2005
地震被害について、ひねくれた妄想
昨日、宮城県沖を震源とした大規模な地震が発生。仙台に友達がいるので、慌ててメールを送ってみたところ、とりあえず無事だった模様。しかし、近所のプールで被害がでたらしく恐怖をリアルに感じたようだ。
地震は防ぎようがないから、起った時とその後の事を考える必要がある。例え自宅が耐震、免震住宅で揺れ対策はバッチリだとしても、自分の家の周辺で火事が起きたら元も子も無い。地盤が弱くても意味がない。起きた時点の生存率を高めることはできるけど、その後の周囲の状況に因っては生活が保証されるとはかぎらない。保険だってあってないようなもんだろうし。
※興味深い記事があったので、御一読を。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050817-00000000-san-soci&kz=soci
正直、災害時にもっともダメージが大きいのは、そこそこ裕福な中流階級じゃないかね。普通の生活上そんなに苦労のない人たち。凄い金持ちはとっとと移住するだろうし、貧乏は失いモノはないもんな。
っていうか、日本人の殆どでしょ、中流階級。
避難所生活が始まると、急に不便な生活を強いられてストレスが溜まって体調を崩す。人間は自分の知ってる事以外は未知の領域だから生活レベルが良くなろうが悪くなろうが環境が変わった時点でストレスを感じるもの。何れ慣れるとはいえ、生活レベルを下げることは絶対にしたくない。…これはプライドとか欲とかからくるのかな。優越感を好み、劣等感に弱い。
特に東京圏の人間は人付き合いもできないから、共同生活ができないだろう。「我慢してるんだから！」っていうけど、みんな同じ。
まぁ……うちの母をみてるとそう思うけどね。
バブル以降生活ランクが下がって、更にここ数年また下がった。
みんなの努力でなんとか成り立ってる現状に対しても独りで「我慢してるんだから！！」と憤る。みんな同じっていうか、その中でもアンタ高待遇だよ。そうやって図太く人に乗っかって生きてくけど、それもそういう環境で育った人だからしょうがない。
でもこういう「誰かが何かやってくれる」人が一番ストレスフリーで生活できるのかもね。強かだよ、ホントに。呆れる。
と、話を戻すけど、地震だけじゃなくて、災害が起きた時、もし集団生活を送らなければならない時どうするか。
隣組的発想があれば、意外とすんなり事は解決に至るのでは無いか。『もちつもたれつ』精神で共同することの大切さをひしひしと感じる。そして地域で正しくリーダーシップをとれる人々の存在が必要。行政に任せて文句いうなら、自分達で解決できる事はした方が早い。避難所の管理だって、本来使う人間が率先してする事だと思う。
災害時には精神的ショックが大きく、そんな余裕はないかもしれないけど、先立ってそういう行動がとれればお互いケアできるのではないか、と考える。そこで自分勝手な行動しかとれない人は爪弾きにされるのは当たり前だ。みんな辛いし、しんどい。
とかく最近の子供は自分勝手というが、子供だけじゃなくて「立派な大人」だってそう。すべて平等に執り行なえる人格者はそんなにいないと思うけど、日常が壊れた時にこそすべて分け合えるような心を備えていたい、と思う。
ともかく、地震は怖い。だからこそ冷静に判断できるように日頃から『どうするか』を考えておくべきではないか。
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