February 20, 2005

成 奎安:香港映画の悪徳商会!

成 奎安(シン・フィオン)。

80年代後半〜90年代前半の周星馳の映画に必ずといってよいほど共演している俳優。ある時は敵、ある時は味方…とはいえ、ほぼ全て黒社会(マフィア)ないしチンピラ役である。
ノワール(マフィア)ものからコメディーまで幅広く出演。でもほとんど堅気ではない。

例外的に『無敵幸運星』では、周星馳と駆け落ちする恋人・呉君如の恐〜いパパ役(この顔が義理の父かと思うと気が重いと思うよ。)がある。堅気役は他にもあるとは思うんだけど…。


《一度見たら忘れない『顔』》

成 奎安の特徴といえば、まず圧倒的に『顔が恐い』。
笑っちゃうぐらい恐い。そしてデカイ。(顔も)
しかし、ニックネームが「大バカ」を意味する大[イ椶-木]※イ(人べん)+椶のつくり)と付くだけあって、顔は恐いが憎めないキャラである。
(私的には)日本で言うところの八名信夫のようなイメージなんだけども。(笑)ちなみに、中国で紹興酒のCMキャラになり国内にこわーい顔のポスターがいっぱい貼られていたことがあるそうだ。まさに青汁的……。

《香港ノアールの『顔』》

70年代にショウブラザーズの俳優養成所に入所。その後、李 修賢(ダニー・リー)に見い出され、多くの映画、テレビドラマに出演。特に、88年〜92年にかけては年間十何本もの映画に出演している。
※当時、香港映画界でノアールものがたくさん作られた時期でもある。
現在も俳優として活動する傍ら、趣味でカーレースなどにも出場しているという。実は日本の耐久レースにも出た事があるらしい。

オッサンになって表情も体型もややふくよかになったが、それが逆にプロレスラーのような雰囲気を醸し出していて、現役の『ヒール』を感じさせるに充分な容貌だ。
愛すべき「大バカ野郎」はまだまだ健在。今後も香港映画界の珍役者としてどんどん活躍していただきたい。

11:43:50 | route623 | comments(0) | TrackBacks