February 11, 2013
変態の頭の中は宇宙。
「全裸の少女の絵」を展示した会田誠展は「児童ポルノ」にあたるのか？（弁護士ドットコム 2月10日(日)13時21分配信）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130210-00000301-bengocom-soci
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児童ポルノについてというより、
ある嗜好を「何をもってして有害とみなすのか」という話を。
私個人的には、
会田誠さんの作品は悪趣味と感じている。
作家自身もファンの人も否定しない。
ただ、自分の感性には合わないだけ。
この記事で問題になってるのは、少女の描写についてですが、
そもそもね、芸術という言葉が免罪符にはならないと思うけど、
芸術がすべてオープンなものではないし、
サブカルチャーとかカウンターカルチャーとかって
密室的なものだと思う。
そういう自分に向けられていない情報までつっかかってくる
自意識過剰さとかそっちもなんとかしなきゃって思うけどね。
（これは、「壇蜜〜」のエントリー参照。）
さて。
私がこの記事で気になったのは児童ポルノ云々じゃなくて、
「わいせつ図画」や「不健全図書類」の基準ですよ。
ちょうどレスリー・キーの逮捕も気になるところでしたしね。
私が思うのは
「丸出しだけが悪いのか」という事です。
児童ポルノにしろ、わいせつ図画、不健全図書云々にしろ
どんな基準をおいても、どんな規制しても
変態の思考は変わりません。
変態というのは、どんな条件でも変態です。
私はね、「禁欲」ってむしろ相当なエロスだと思うんですよ。
性的な描写というのを
「開かれた、もしくは発散された性」としたら、
禁欲的な生活をしている神父様やシスター、
坊さんもだし、制服着た中高生とかの中に
如何様にも「閉ざされた、もしくは秘められた性」を想像できますよ。
それは精神論みたいなものというか。
その発想がド変態なのかもしれないけど。
エクスタシーは脳内で起こるもんだと思ってますので、
何がスイッチになるか人それぞれだと思います。
人は、どんな素材でもどんな条件でも逝く時は逝きます。
逝かない時は逝きません。
だから、ホントにね、
見た目だけの規制じゃ規制にならないんですよ。
もう一回書くけど、変態には効き目がないです。
そう思うと何がいけないのか全然わからなくなるんですよ。
何をもって有害とするかなんて
その作品諸々についてじゃなくて、見る側の問題だと思うわけです。
そして、性的描写、変態的思考を不快なものとするか、
アートとするかは、そこに感応できる「心」があるかないか、
かもしれませんな。
曖昧なものに、建前としてルールを設けなければいけなくなったのは、
未熟な人が多いせいだと思います。
（過去の「要コミュニケーション」参照）
よって、
児童ポルノ法とか、青少年なんとか条例もだけど、
見る側について根本的な人間教育が必要と思いますがね。
なんでもそうだけど。
毒をもって毒を制す
じゃないけどね、
多少は汚しておかないと、
物事の善悪はわかりませんよ。
あー、また戯言。
働け！
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