January 19, 2007
幸せとの距離がつかめない
大概、幸せなのだ。それは、経験をした事がある幸せに限ってのこと。
知ってる幸せはいくらでも捜せるし、感じられる。
だから大概は幸せなのだ。
だが、
それ以上の幸せのビジョンを創りだせない。
想像力に乏しいのか、それとも、『幸せの経験』が少ないせいか。
この間新婚の友達の家に遊びにいった。その家は居心地がよく、幸せに満ちあふれいた。
一瞬、結婚とか、家庭とか、自分の人生にぴったり貼り付いた誰かが居る生活もいいなと思ったが、その絵の中に自分を描けなかった。
理屈でものを考え割り切ろうとする人間は、
その場凌ぎでも答えがないと不安でしかたないが、
その答えすら疑いつづける。
どうも他人を信じてもいずれ裏切られるもんだと思っている。
だから刹那的な方が、それが嘘でもいい気がしてしまう。
それじゃ、永く続く幸せは描けなくて当然だ。
だからって今の幸せまで捨てるのはどうだろうか。
当るか解らない想像上の結果を信じてる方がバカバカしいと思うが、人に自分の人生をゆだねるよりマシだと思ってたら幸せになんてなれないだろうな。
幸せとはなにか。
要するに、ものでも、ひとでも、フェアな関係にあったときじゃないかね。
旨いものがあり、喰いたいそれを喰って満足する。
いい音楽があり、聴きたいそれを聴いて満足する。
やりたい事があり、やりたいそれをやって満足する。
そういう事だ。
だから、本心を自分でも解りかねる自分には幸せのビジョンは描けなくて当たり前だ。
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