February 22, 2006
誰かより辛いとか、幸せだとか。
つらいとか、かなしいとか、嬉しいとか、しあわせとか、
誰かと比べるもんじゃないな、と思う。
去年、確かに自分は辛かった。
常に気持ち悪くて、いつ酷くなるかと思うと
外に出るのも人に会うのも怖かった。
原因も判らない、治るあてもない。
この消極的な生活に何の意味なんかあるのか？
逃がしてくれる何らかの出来事が訪れるのを期待した時もあった。
でも、この程度で死にたい奴は普通の生活してたって同じだろうよ。
世の中にはもっとつらい人がいる。
白血病とか、癌とかの人と比べたら、こんなもん「つらい」のうちに入らん。
……とか思うんだけどさ、自分にとっては人生最大の「つらい」だったし、「つらい」ことにはかわりない。その事実を否定することはない。
「つらい」とか、「かなしい」とかも、大小ってあんのかな。
結局相対的なもん、というか各々の『器』の大きさに対してどのぐらいか、ってことだと思う。
変ないい方だけど、馴れると対処の仕方がわかって慌てなくなるみたいに、感情も経験で耐性ができるんじゃないかね。
そもそも器が違うから『誰々よりも、どうだ』って比べてもしょうがない気がしてきた。それに、今起きてる出来事はその人に与えられた領分だと思うしね。運命とか宿命とか、そういうのみたいだけど、それを受け入れた人は強いよ。
自分より確実につらい人の優しい言葉をきいた時に思ったんだけどね。器が違う、懐が大きい、と。
だから「自分は一番不幸だ」なんて言うのは、他人の事は推し量れないのになんで一番って言えるのさ？ってことになる。人間が小さい証拠だな。
とはいえ不幸に変わりはないから、そんなときは「自分の人生の中で一番不幸だ」と言えばみんな納得してくれると思う。
逆も然り、「一番幸せ」も「現時点での人生最大の幸せ」と自己完結させればいい。そもそも、人間は劣等感をきらい、人を妬むようにできてるから。はっきり基準のないものは比べない方がいい。
「自分よりも誰かの方が忙しいのに弱音をいってごめんなさい」なんてのも、同じ事をしてない以上比べられないし、同じ仕事をしててもやっぱり『器』が違えば比べられないと思う。
そうね、謝るとしたら、働いてなくてごめんじゃなくて、自分から比べていい悪いっていったことかな。弱音は吐いてもよいと思うよ。辛いのは事実だから。
むやみに自分を蔑むのはよくないし、過大評価もしてはいけない。優越感を持つ事は同時に劣等感も生む。
痛みも、つらみも、弱音も、幸せも、喜びも事実だから、間違ってることなんてないから、自分の現状をありのままに受け入れる事もとっても大事だね。
そんでもって、自分の『器』を磨く事も大事。
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